こんにちは。勝守です。
ふと思ったことがあり、書き始めました。
先ほどの続きになるかもしれません。
前回お伝えしたように、私はこの保険や金融という仕事を10年やってきたわけですが、幸いなことに死亡保険金や入院時の給付金支払いなどをほとんど行うことがありませんでした。
コロナ時の給付金支払いを除くと、5件もありません。
皆さん加入時と同じように元気にお過ごしになっていらっしゃるようで、嬉しい限りです。
これはもちろんとてもいいことです。
保険なんて使わないに越したことはないんですから。
ただし、今後死亡保険金や入院時の給付金を支払うことになった場合、その時のそのご家族は深い悲しみの中にいらっしゃいます。
また、保険とは支払いを継続して初めて保障を持ち続けることができ、貯まっているお金(解約返戻金)があればそれを増やし続けていくことができます。
契約時にはもちろん問題なく支払いしていける、ということで契約をスタートさせるわけですが、その後想定外の様々なことが起こり、契約時とは状況が大きく変わってしまい、継続が困難になる可能性は「0」ではありません。
家計全体が大きく変わってしまい、保険の継続だけでなく、もっと根本的な問題を解決しないといけない、そんな状況に置かれてしまうかもしれません。
「そんな時に私には何ができるだろう」
そう考えたんです。
もちろんファイナンシャルプランナーとして仕事をしているので、その時に実行可能な家計に関してのアドバイスや改善できることをお伝えするでしょう。
ただ今回思ったのは、
「そのご家族と同じように悲しみや苦しみを感じて、その上でできることをしたい」
ということでした。
できることには限りがあり、その状況によっても、その「限り」には違いがあります。
「もう少し早く分かっていれば、こんなこともできたのですが。。。」とならないために、連絡が取りあえる関係性を継続することはとても大切だと思います。
その上で、その悲しみや苦しみを感じていらっしゃる瞬間にもっと大切にしたいと思ったのは、
「私自身がそれらを共有できる心を持っていること」
でした。
お客さんも何事もなく順調な時には連絡しやすいと思いますが、「家計が厳しくなってしまった」など辛い時には連絡しにくいかもしれません。
「そんな辛い状況、連絡しにくい状況の中で、私に連絡してもらえるだろうか」
「もっとできることがあるのではないだろうか」
私はどんな状況であったとしても連絡をしてもらえる関係を作りたいと思っています。
いい時だけでなく、上手くいっていない時までさらけ出してもらえるのか。
マイナスな部分まで分かってこそ、ようやくその方が見えてくるのではないか、と思うんです。
教育現場でも、同じだと思います。
その子の得意な部分、上手くできない部分、それらを含めて「その人」なわけです。
楽しいこと・嬉しいこと・悲しいこと・辛いこと
それら全ての感情を共有できる関係が作れたら、本当にこの仕事の意味を実感できるのだろうと思います。
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